別府でナンパした話 前編

 

2017年の秋、ある時こう思った。

「よし、ナンパしよう」

彼女いない歴=年齢の自分にとっては彼女がいないということは問題よりも死活課題であった。ひょんなことにそんなことを思った自分はワックスとヘアスプレーで髪をバリ上げにして地元のデパートにはいった。

そしてデパートの3階のエスカレーター付近で背の高い20代後半の女性が二人いた。

「よし行こうか」

そう考えるよりも前に足が動いた。

例えると、仮面ライダー電王のモモタロスが憑依しているような感じだった。

 

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二人のうちの一人で、自分より若干背の高い180センチくらいの人に声をかけた。

見かけはチャイナビューティーといった感じ。

「あの、中国から来た方ですか?」

中国人ならば通じるはずもない日本語で、自分でも訳のわからないことを聞いた。

ナンパ初心者がおちいる「頭が真っ白状態」である。

「いえ、日本人ですけど!」

こんなところでナンパ?と驚いた目でこっちを見た。

「なんか中国の観光客の方かな〜って思って笑。あと綺麗な人だな〜と思って声かけたんですけど、よかったら連絡先教えてもらっていいですか?」

年下から声をかけられたからかは分からないが、

相手も意外と嫌そうではない顔をしていた。

「いいですよ!」

そう言ってその女性はiPhoneを取り出した。
そして自分もスマホを取り出そうとショルダーバックを確認すると….

「ない…..iPhoneがない….!!」

 

つづく

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